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介護に関する資格

介護保険制度が2000年にできて以来、介護サービスが広く使われるようになり、介護に関する職種が脚光を浴びるようになりました。今後も高齢化が進むと考えられていることもあって、介護サービスを行う仕事の需要が高まりつつあります。介護の仕事に関しては、いろいろな資格が設けられており、中には特定の資格がないと就くことのできない職種もあります。資格取得を求める人の間でも、仕事に直結する介護関係の資格は人気が高く、講座にはいつも多くの人が受講に訪れています。 介護の資格の中でも最もよく知られているのが、ホームヘルパーではないでしょうか。ホームヘルパーの資格は国家資格ではなく、講習や研修を受けることによって基本的にはだれもが取得できる認定資格です。1級から3級に分かれており、はじめから2級を受講することができますが、1級を取るためには2級を取った後、一定の講習や実技、実習を受ける必要があります。仕事は高齢者や障碍者の身の回りの世話や日常生活の援助を行い、高齢者などの自宅に通って介護を行ったり、老人ホームなどに勤務する場合もあります。具体的には、食事や入浴、着替え、排泄などの介助を行ったり、買い物や掃除など高齢者ができなくなった家事を代わりに行ったりするものです。実際の介護についての国家資格はケアワーカーと呼ばれる介護福祉士で、仕事内容にホームヘルパーと大きな違いはありませんが、待遇の面で多少優遇されることがあります。
介護サービスの内容などについて家族と話し合いを持ち、どのような介護プランを実行するかを決めるケアマネージャーになるためには、介護支援専門員の資格を取る必要があります。介護支援専門員の試験を受験するためには、医療や福祉に関する資格があってさらに5年以上の実務経験があるか、無資格でも10年の実務経験があれば受験可能です。ケアマネージャーになると、申請のあった家を訪問して要介護の段階を見極めたり、介護プランを作成して家族とヘルパーの橋渡しをしたりするのが主な仕事内容になります。
それ以外にも、社会福祉士や、福祉住環境コーディネーターなど、さまざまな資格があります。介護の仕事は必ずしも資格が必要なわけではありませんが、介護職に就くのならば、ホームヘルパー2級から1級、さらにケアマネージャーとステップアップを目指してみましょう。

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